最低限守るべきマナー
仕事を結婚や出産、その他の理由でやめる人間は多くいるものです。辞めること自体は個人の自由ですし、転職が一般的になっている現代では何も珍しいことではありません。しかし、辞めるにあたって立つ鳥跡を濁さずという精神で、大人の常識を持った振る舞いは必要になってきます。あまりにも勝手に辞めてしまうと後々自分にとっての不利益も起こりかねないので円満退職をするように心がけましょう。
まず最低限やっておかなければいけないことは、仕事の引き継ぎと会社から貸与されたものの返還です。仕事の引き継ぎに関しては会社の規則に乗っ取り、営業ならば得意先の担当者の連絡先やこれまでの経緯を分かるように整理しておく、また途中で終わっている作業も整理ておき、自分が担当していた得意先の人間にも伝えておくと良いでしょう。その他仕事の進め方をフロー化しておいたりデータに関してもわかりやすくフォルダ分けをしておくと親切です。返還するものは名刺であったり制服やそれに類するもの、またパソコンや通信機器がそれに当てはまります。これを返還せずに自分で持っておくと最悪業務上横領になってしまうこともあるので、余計な詮索をされたくないならきちんと会社の備品は返還をしておきましょう。
そしてもう一つ重要なのは会社の内情の守秘です。特に業界が同じ会社に転職をする場合は、前いた会社の情報を気軽に転職先で漏らさないように、書面で誓約をさせられる場合もあります。いずれも特に難しいことはなく、常識的な対応を意識していけば問題となることはありません。